オタクをこじらせて〜複数のアーティスト出演イベント時の正しい服装とは

 

2022年11月5日(土)に、いま一番応援しているボーイズグループ「INI」が出演するテレビ番組のイベント・ライブへ行ってきました。

出演アーティストはこちら


INI以外は、ロックフェス常連バンド。INIだけめちゃ異質。
もともと私はロックフェス文化が大好きで、よく行ってます。この日出るバンドにも観たことがあるバンドもいて、INIだけじゃなく、久しぶりに観るのを楽しみにしてました。

 

座席がやばい

このイベントは電子チケットで、イベント数日前に座席がわかるシステムで、お知らせがきて座席を確認すると、めちゃ前…。B'zでいうSS席。後ろのスタンド席のつもりでいたので、びっくり!!

5組出演するイベントではあるのですが、ファンの熱心度的な割合、そしてなんとなくファンアカウント的なものの当選した報告などからみて、おそらく客席の8割くらいはINIのファンになると思われるという、めちゃ異質なイベント。

私の席はたぶんステージからお客さんとして演者から顔を認識されるような席。
なんとなくINIのファン、ロックバンド慣れしてなさそうだし、ロックフェス大好きロックファンとしてみんな応援せねば…!!!という勝手な謎の使命感が湧いてきました(笑)

服装に悩みまくる

そこで一番悩んだのは服装。

自問自答ファッション講座を受講して、服装に悩まなくなったはずななのに、めちゃくちゃ悩みました。
今回は大きな会場内にいくつもライブ会場があり、座席がない同時にたくさんのアーティストが出演するフェスティバル形式ではなく、大きな屋内のひとつの会場、かつ座席指定でいろんなアーティストがみれるイベント形式。

野外だったり、フェスティバル形式であれば席は固定ではなく移動するので、歩きやすい格好、かばんも軽くて小さいものにまとめる、野外であれば傘はささないなどあるのですが、今回は屋内で座席は固定なので、ここは考慮しなくても普通の座席ありの屋内会場のワンマンライブのような格好をしていけばOK。

INIのワンマンライブだったら、奮発して買った推しのメンカラも入ってるsacaiのちょっとドレッシーなトップスか、お気に入りのワンピースで行くのですが、見た目は絶対バンドファンではない。気合の入ったアイドルファン。

でもバンドも応援したいから、バンドファンっぽい服装もしたい!!!という気持ちに。

私の思うバンドファンっぽい服装
  • パーカーorシャツ
  • 出演バンドorイベントTシャツ
  • 出演バンドorイベントのタオルマフラー
  • 動きやすいパンツ
  • スニーカー
わたしのいつものロックバンドライブ時の服装
  • カーディガン
  • 出演バンドや関連バンドのTシャツ+ロンT
  • 出演バンドやイベントのタオルマフラー
  • ジーンズorカジュアル素材ロングスカート
  • スニーカー


今回はイベントのTシャツ付きチケットだったのでTシャツはあるけど、私が一番苦手な黒Tシャツ+シンプルなロゴ。
今回は推しにも他のバンドの人達に認識されるかもな席なのに、苦手な洋服で行きたくない!!!!ということで大混乱。

バンドファンにも見られたいし、一番自分が着ていて最高な気持ち&推しに恥ずかしくない服装で行きたい…となり、当日まで服装が決まらず…。

当日、上記のようなことをブツブツ言いながら、洋服を床に並べて迷ってる私を見た夫が一言。

 

「なんでそんなことで悩むの? 好きな服着て行けばいいじゃん!」

 

は!そうだ…と我に帰りました!

結局、大好きな赤チェックのスカートに、B'zの稲葉さんとNEIGHBORHOODのコラボTシャツにGジャンを羽織っていくことにしました。

 

ライブ〜ライブが終わって&過去を振り返って

どのバンドもライブはとってもよかったし、予想通り客席の7〜8割はINIファンでしたが、私が見える範囲のINIのファンもみんな楽しんでて、とてもピースフルな空間でした。
私が勝手に服装を気にしてたの、恥ずかしいというか、気にしなきゃよかったな、と反省しました。

 

たぶん自分の中でロックファンの人たちに「あの人もアイドルファン」ってカテゴライスされたくなかったんでしょうね。
この気持ちを持ったことから、私がロックのライブにアイドルのコンサートっぽい格好をしていく人に対して嫌悪感だったり、不信感的なものを抱いていることがわかりました……(自分もゴリゴリのアイドルファンなのに……)
おそらく自分で思っている以上に、私は「郷に入っては郷に従え」精神が強いんでしょう。「アイドルファンとかバンドファンとかカテゴライズせず、共存できたらいいなあ」なんていう発信や発言を過去してましたが、「自分もカテゴライズしがち」だったことを改めて反省しました。これに気づくことができたので、改めて夫に大感謝です…!!!

我ながらとんでもなくこじらせて面倒くさい上に、「そんなの誰も気にしてないよ!」って悩んでいた自分に言いたくなりますし、どんな格好をしてても怪我とか身の危険につながらなければいいじゃん!と思います。(野外フェスや会場移動するフェスは身を守るためにある程度気をつけた方は良いと思う…)


ちなみに、アイドルが出演するイベントといえば、以前V6が、フェス常連アーティストが出演するイベントに出演したことがあります。
このときも座席がすごく良く、似たような状況だったのですが、全く服装に悩みませんでした。V6は、どんなに座席が前だったとしてもあまり服装を気にしない…というか、こんなに悩んだことがありません。

考えた結果、私にとってV6って特別ではなく、日常にあるものだったんだと思います。
ファンもいつもの人たちという感じでめちゃくちゃ居心地良いですし。

10代の頃や、ラストライブ、ディナーショーはめちゃ気合い入れたこともありますが、彼らの前では、普段出かける格好であればどんな私も恥ずかしくない感覚でした。

なので、INIはまだまだ私の中で非日常のものだし、どこか好きでいることが恥ずかしい・後ろめたいと思っているんでしょう…。こんなに好きなのに……

 

もし友達が「こんな年齢で若い男の子アイドルとか追っかけてるの恥ずかしいんだよね」みたいなことを言ったら「全然恥ずかしくないよ!」って自分も言ってしまうと思うのですが、自分がその意識をなくすのは難しいなあと思いました。

無意識の意識を変えていかねばです…!

 

結局、複数のアーティスト出演イベント時の正しい服装とは、

「自分の好きな、自分が着てて心地よいTPOに合った服装で行こう!」

ということでした!笑

これからもきっとまたこじらせて迷うことがあると思うので、そのときはこのブログを読み直そうと思います…!!

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*1:タイトルは、大好きな雨宮まみさんの著書「女子をこじらせて」よりオマージュ。